症例紹介~レビー小体型認知症~

今回はレビー小体型認知症についてご紹介します。

レビー小体型認知症はアルツハイマー型認知症に続き2番目に多い認知症です。
主に65歳以上の高年齢者に多くみられ、アルツハイマー型は女性に多く、
レビー小体型は男性に多い傾向があります。
代表的な症状としては

  • 認知機能の低下
  • 幻視
  • パーキンソン症状(動作緩慢、寡動、安静時振戦、筋強剛)
  • 睡眠時異常行動

その他、自律神経症状として

  • 便秘
  • めまい
  • 起立性低血圧

などがあり、調子が良い時とそうでない時の波があります。

レビー小体型認知症による自律神経症状にお困りの、東京都北区王子に
お住いの男性Mさん(78歳)は当院を利用して自律神経症状が改善し、
睡眠時間が増えたとの事。

  • 生活環境
    家族介護、室内伝い歩き可能、要介護1(週3回のデイサービス利用)
  • 施術頻度
    1回20分~25分の週2回
    訪問施術開始から3ヶ月で改善評価をいただき、ご家族からの希望もあり
    週3回に増回し現在継続12ヶ月目
  • 施術料金
    1回あたり1割負担で400~500円程度
  • 施術内容
    硬結部位や関連経穴に鍼をし、冷えの強い部位にお灸と腹部の
    もみほぐし(便秘と自律神経調整のため)
  • 使用経穴
    合谷、関元、三陰交、太渓


鍼灸・もみほぐしは自律神経調整にも有効です。すぐに変化は感じなくても、
継続することで緩やかに効果を実感されることもあります。
じっくり腰を据えて体のケアをしていきましょう。